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2007年11月11日

鉛の用途

昔からよく利用されていたようです。
でも、これにより多く人が亡くなったのも事実。

比較的錆びやすく、すぐに黒ずむが、酸化とともに表面に酸化皮膜が形成されるため、腐食が内部に進みにくい。また、柔らかく加工しやすいので、古代から広く利用された。なかでも古代ローマでの鉛製の水道管は有名である。しかし、その水道管を通った水を飲み鉛中毒により死亡してしまう例も多数あったという。また、銃の進歩とともに銃弾としての用途が開けた。日本でも水道管には1970年代まで、各家庭への引き込み管に鉛製水道管が広く使われていた。

金属の中では比較的比重が重いので、釣りなどでおもり(シンカー)としても用いられている。近年鉛に代わるおもりの素材としてタングステンなどの導入が進められているが、加工のしやすさやコストの面から、未だに鉛の需要は根強い。工芸ガラスにおいても日本国内では弥生時代より鉛ガラスが用いられはじめ、一時期ソーダガラスが用いられる時代があったが、最終的には中間的な日本的なガラスとして過去において確立され、奈良時代には現在まで退化することのない輝きを持つ高度な科学技術が確立していることが、多くの出土品により示されている。

また、放射線を遮蔽する性質があるため、放射線遮蔽材などにも使われている。例えば戦車の内壁やX線撮影施設の窓ガラスは鉛が用いられている。

かつて西洋では鉛は「灰吹き法」など、金・銀・銅などを精錬するための媒介としてもさかんに利用されたが、鉱毒問題の主要な原因になった。古代ローマでも、貴族たちが鉛製のコップでワインを飲むのを好んだため、鉛中毒による死者が続出したといわれる。ワインの酸化から生じる酢酸が、空気中の酸素による鉛の酸化を助け、そのとき生じる鉛イオンが味蕾を刺激し鋭い甘みを与えるからであった。

当時のヨーロッパにおいて、ワインの醸造過程では、甘味料として酢酸鉛(II) を含むサパなどの鉛化合物類が広く一般に加えられていた。例えば、ワインを愛飲していたベートーヴェンの毛髪からは、後の調査によって通常の100倍近い量の鉛が検出されたことから、その晩年にほぼ耳が聴こえなくなってしまった原因として、鉛中毒が現在では有力視されている。また、鉛ガラスを指でこすって奏でる楽器アルモニカが大流行した際には、原因不明の神経障害や痙攣、早産、謎の死などが続出したため、その楽器が警察によって使用禁止されたという歴史があるが、現代でも楽器からの経口摂取が原因であるかどうかは解明されていないものの、その原因のひとつとして鉛中毒が疑われている。

引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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